白木蓮 2012 4 1

 日本の春といえば、桜でしょうが、
桜が咲く前に、白木蓮が春を告げる。
それが私の楽しみです。
 白木蓮の白い花びらには、力強さすら感じます。
春を開くには、こういう強さが必要でしょう。
 白木蓮を追いかけるように桜が可憐に咲き、
日本の春を表現します。
 そして、春の春には、紫木蓮が上品さを演出します。
この紫には、高貴さすら感じさせます。

また夢追いですか 2003 1 10

 この時期は、花が少なく、さびしい。
もう少し待てば、梅の可憐な花が咲く。
 そして、桜。
桜は、その美しさで、大地に春が来たことを告げる。
いつまでも咲いていてほしいと誰もが願う。
 人は、はかない美しさを、
より多くの人と共有したく、花見の席に集う。
 されど、五分咲きで集う者もあれば、
幸いにして、満開で集う者、
散り始めてから集う者もある。
満開の席に集えなくて、落胆する者、多し。
 しかし、桜とは、そういうものである。
散り始めるのを見るのも美しく、
散って、その花びらが大地を桜色に染めるのも美しい。
































































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